おじさんの悪あが記

日々の自転車ライフ・育児のことなどなど

シクロクロス東京 2013

勝手に三大レース

・11月の野辺山クロス
・12月の全日本選手権
・今回のシクロクロス東京

野辺山と全日本、ことごとくダメっぷりを発揮したレースだった。
なので、今回のレースは、結構燃えてた。
一大レースに弱い自分とさようなら!が目標。

が、当日朝から、どーにもモチベーションが上がらない。
試走では砂浜区間がどーにもうまく行かず、暗雲が漂う感じ。
一緒に参加したイワフーはイイ感じに乗れているように見える。
こりゃ、マズイ・・・と思る。


都会に向かってローラーを踏む輩、周りの目が厳しい・・・

スタート召集は38番目。
7列目、半分よか後方。まぁいつものことね。
モチベーションはイマイチも、レースが始まれば上がると信じてスタートを待つ。

そしてスタート。

前半はとにかく苦しい。
砂浜担ぎラン、押しと、心臓バクバク状態が続く。
周回の後半の砂浜を終えると、周回最初にまた砂浜と、全くもって休まらない。

3周目の後半の砂浜、自分は押しで走るが、周囲の選手は皆上段部分を乗車でこなす。
乗車の方が圧倒的に速い・・・一気に10人弱に抜かれて気付く。
「次周回から自分も乗車で逝こう!」と。

砂浜をいかに最速でこなすか(自分比)で、順位に大きく変化する。
なので、基本は乗車。
押し担ぎの場合は、止まる前に押し担ぎにスムーズ転じる。
砂浜以外のシングルトラック、砂浜で消耗し休みたくなる。
しかし、ショボサラ選手はそんな悠長なことは言ってられない。
ミスを侵さないのは当然、踏める所は踏む、ブレーキングは極少、とにかく殺さず攻める。
(ショボサラ選手→ショボイサラリーマン選手の略)

苦しみは続くも、4周目あたりからこの苦しさに慣れ始めてきた。
後半の砂浜区間のピットエリア前後以外は乗車で行けるようになる。
周囲の選手が精神的にヤラレてるのか、徐々に順位を上げて行く。

こうなると、調子に乗るタイプの自分。
リズムが良くなり、さらに調子ついてくる。
周回毎に、着々と抜いて行き、「エッ?この人に追いついちゃうの?」と、自分でもビックリ。
まぁ、自分の調子が良いと言うか、周囲の選手が調子悪いを言った方が正しいような気がするが。
シクロクロスシーズンももう終わりだし、お祭り的に参加してるのかもしれんし。

調子は良いものの、両脚共の今にも攣りそう・・・
油断したら一気に逝きそうな感じも、とにかく追い込む。

トップのジェレミー選手から5位くらいの選手に2Lapされる。
が、それまで何とかタレずに走り切り、-3Lapでレースを終えた。


フライオーバー


階段


シングルトラック


後半の砂浜


都会を背に砂浜を走る


後半のシングルトラック

結果
順位 21位 / 60人 35%
タイム LapOut -3Lap

1位 ジェレミー・パワーズ選手
2位 竹之内選手
3位 ティモシー・ジョンソン選手

・崩れず
・タレず
・折れず

この3つが今回の好成績の要因。

・崩れず
とにかく大きなミスは起こさない。ミスっても最小限に抑える。

・タレず
苦しくとも諦めない。月並みだがみんな苦しい。
「だから頑張れ!」と自分に言い聞かせる。

・折れず
砂浜担いで走ろうが、押して走ろうが、必死になって前の選手を見据える。
そうすれば、きっと追いつけると思い込む。

この3つを意識して走り、こんな良い結果でゴール出来た。
(まぁ、-3Lapが良い結果かと言うと微妙だが・・・)
とりあえず、自分シクロクロス史上、ベストバウトとも言える走りだったと思う。

身内からの応援、見ず知らずの観客からの大声援、ここからもらったパワーもかなりの比率だ。
調子に乗ったのも、ある意味、観客に煽られたからと言っても過言ではない。
それだけの大声援、鳥肌もんだったな。
(シクロワイヤードによると、観客は1万人?とも書いてある・・・スゲーっ!)

来年ももちろんカテゴリー1で出る。

あの気持ち良さ、もう一度味わいたいから・・・
そのためにも、もっと強くならねばな!