おじさんの悪あが記

日々の自転車ライフ・育児のことなどなど

Rapha 野辺山高原シクロクロスレース 2015

2日間分のレースレポート。

不甲斐ない結果だっただけに、筆も進まなかったが、来年の自分のための備忘録として、とりあえず書いた。


UCI-2 / JCX第5戦
場所:野辺山高原 滝沢牧場
クラス:UCI-2 エリート男子

ニガテ意識の高い野辺山です。

エリート(C1)で走るようになったのは2012から。
これまで計4回走り、結果は以下。

2012 49位 / 64人 77%
2013(Day1) 50位 / 65人 77%
2013(Day2) 58位 / 72人 81%
2014(Day2) 55位 / 88人 63%

散々たる結果・・・
野辺山の印象は、「凍てつく寒さ」と「標高の高さ」。
この2つが何気にメンタル的にもニガテ意識を植えつける要素だと思う。
これまでの結果とメンタル的からしても、「ニガテ」と言えるコースです。

今年はそれも払拭したく参戦。
(+全日本CXでのスタート位置を少しでも前に押し上げるため)


Day1
周回数:2.5km×10周+200m
順位:45位 / 73人 61%
タイム:0:44:33(自計測) -5Lap

双子様+カミさん、家族4人で遠征。
昼の試走に合わせて自宅を出発。
比較的ゆっくりめにつき、時間的には余裕があった。

UCIにつき、到着早々にライセンスコントロールとドーピング書類を提出する。
ゼッケン#32、半分より前でスタート出来る。
今まで、かなり後方スタートだったから、今回は少しはマシになった。

昼の試走をしっかり走りこむ。
やはり標高が高いせいか、いつも以上に苦しく感じる。
そんな折、バギーコースで落車してしまう。
左膝を強く打ちつけ、痛みがジワジワ広がって行く。
痛みはあるも、気を取り直し、試走し続ける。

アップ、滝沢牧場周辺の農道?で。
八ヶ岳に向かう緩い上りで、5分走と30-30インターバル。
いつになくキツく感じるアップである。

この日はOTRからオゴウさんがC2に参加しており、スタート前のフォローとピットを
やって頂けた。
ワンピースへのゼッケン付け、スタート前のウェア受け取り、ピットスタッフ。
とてもありがたいです。ありがとうございました!

ようやくレース、召集へ。

舗装路直線から左直角コーナーなため、右よりに位置取りたかったが、右しか空いておらず。
1列8人、8の倍数的に32は4列目の最後だからしょうがないな・・・
スタート、絶対にミスれない。ハッチ師匠から教わったキャッチ術を思い出しながら深呼吸。
洒落た号砲かと思いきや、拍子抜けな笛の音でスタートする。

キャッチ成功し、グングン加速させ、アウト側からコーナリング
若干詰まって失速したが、大したロスなく、スタートループに入り、最初のボトルネックは乗車でクリア。
その先の飲食ブース階段は大混乱!
皆が担いだバイクが、ボコボコ頭は腕やらに当たりつつ、強引に突き進む。

フライオーバー前の泥区間、フライオーバーとスタートループ中は終始大混乱な感じ。
個人的所感としては、最初のスタートループで一気に選手を絞り込む意図が感じられる。
UCIレースだし、上位20~30人くらいがレースを出来れば良しとし、あえて渋滞しそうなレイアウトにして、上位陣との差をつけさせようとしている。
と個人的には思う。
遅い人間はバンバン足切って排除する・・・まあレースの世界なんで厳しい現実だが、しょーがない。
少しでもレースを続行出来るよう、こちとらとにかく全力で走るのみです。

スタートループが終わり、舗装区間へ。
八ヶ岳に向かって上る舗装路、ここがとにかく苦しいのなんの・・・
標高高さの影響か、ここで必死にモガくんだけど、全身が痺れるくらい酸欠状態になる。
今回もまた目がチカチカしながら、とにかく全力で上り切る。

実力的にゼッケン#を維持するのは無理であり、順調に順位を落として行く。
40~50番手くらいで、ようやくいつもの顔ぶれパックになる。
もうひとつ前のパックで我慢出来ない・・・悔しいがこれが現実。残念である。

レースも中盤に差し掛かり、ボクらのパックもあと1周か2周行けるか状態。
協調しているわけではないが、皆、その危機感を持ちながら走っているのが伝わってくる。
80%エリア付近の九十九コーナー。
コーナー立ち上がりの度にダンシングでモガき、何とかもう次の周回へ入る。
当然、安心している場合ではなく、引き続き苦しみながら、必死で走る。

正直、こんな状況なんで、周囲に誰が走っていたのか?全く記憶がない。
とにかく、次の周回に入る事だけ考えて走る。
レース時間も40分を過ぎ、志の低い目標ではあるが、目標の40分はクリアする。
去年は30分ほどで終わったんでね。

再び80%エリア付近の九十九コーナー。
ギリギリ通過出来るか否かの雰囲気がギャラリーから伝わる。
とにかく死に者狂いでコーナーを立ち上がり、80%エリア前の最終コーナーを立ち上がる。
2人ほど通過している。「ヨシ!オレも入れる!」と思った矢先。
ちょっと前を走っていた、ヒラガくんから虐殺(足切り)開始・・・
さすがUCIレース、温情は一切ナシな感じに、無常にも虐殺されて終了した。

レース後、虐殺同士と傷の舐め合いタイム。
皆、同じ事を言っていた。
「去年より走れたけど、あと一歩、足らんかったですね~」

明日はもう1周、50分目標で頑張ろうと思う。

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Day2
周回数:2.5km×9周+200m
順位:80位 / 88人 90%
タイム:0:32:04(自計測) -6Lap

前日は八ヶ岳高原のロッジ系ホテルに宿泊。
家族4人では大きすぎるサイズ。
双子様にとっては「おうち感覚」で走り回って楽しかったようだ。
朝食バイキングでガッツリ食し、ライセンスコントロールと試走に間に合う時間に移動。
10時に宿発、かなりくつろげた感じだ。

滝沢牧場到着、早々にライセンスコントロールへ。
本日は#36。前日よりも少し後ろだが、総勢90人越えのエリート男子。
昨日よりも大混乱が想像出来る。

天気は良いが、昨日よりは気温低め。
風もそこそこ強い感じ。
コースコンディションも、昨日よりも泥化が進んでいる様子。

試走へ。
何だか、昨日よりも苦しく感じる。
時間いっぱい試走して、少しでも慣れようと思うも、苦しさが変わらない。
おまけに頭痛に見舞われる始末・・・何気に高地順応しにくい体質だったりする?

試走後、レースに向け、徐々に準備を進めるが、何だかイマイチ準備が進まない。
あれよあれよと時間が経過し、アップの時間に食い込み、そこらを10分弱走って召集へ。
軽く走った感じ、やっぱり苦しい・・・体調イマイチな感じだな。

召集、今日はカミさんと双子様がスタートに来てくれた。
ピットはmistralのメンツがやってくれるとの事で、甘えさせてもらった。
ありがとうございます。
今日は右から2番目を確保、右隣はマシュン選手(MTBレジェンド・・・と言っても1コ下)。
スタート待ち、やはり昨日よりも寒い・・・

スタート、今日もペダルキャッチは成功。
が、隣のPAX選手がアウト側に斜行し、前輪をハスられ、見事なりのマシュン選手も
ろとも、足止めされる。
当の本人はお構いナシでダッシュ成功、穏やかなマシュン選手もマジ切れで罵声を
あげている。
あの走りはありえない。悪質以外の何物でもない!
左直角コーナーでアウトに振りたい気持ちはわかるが、大集団走行であることを認識してもらいたい。
PAX選手、若い子です。こう言う走りこそ、チームの人達が教えてあげて欲しいと思う。

仕切りなおすも、完全出遅れてしまう。
最初のボトルネック部、昨日以上に大混雑で、降車を余儀なくされる。
飲食ブースの階段まで担いで走る。
スタートループ中は常に渋滞と言うか、一列棒状が続き、1周目へ入る。

舗装路上りで順位アップを図り、ペースアップする。
が、区間半分くらいから、急激な酸欠状態に陥り、目の前の視界が薄くなって行く。
上り切る頃には全身が極度の痺れに見舞われ、かろうじて進んでる程度のスピードまで低下。
泥区間に向かう緩い下り中にも回復せず、フラフラ状態で泥区間を終える。
バギーコース入って2つ目のコーナーで、痛恨の落車・・・ついでにメットごしに地面に頭を打つ・・・
後続が抜けるのを待ってリスタートする。

全身の痺れは治まり、あちこち痛みはあるも、とりあえず走れるんで継続。
足切りされるまでは、とりあえず全力で走る。
ほぼビリくらいまで落ちかが、ここから数人抜いて行く。
4周目終わりの80%エリアで5mほど足らずで終了。

と同時、ナント2年連続のドーピング検査対象者に当選してしまった。
検査に身柄拘束されながら、ライセンスと携帯電話を取りにクルマへ。
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検査官と2ショットbyハッチ撮影

検査室へ移動し、昨年同様に書類を作成し、トイレで恥ずかしい格好で採取する。
必要量の90ccジャストで、「もう少し出ないか?」と問われチャレンジするが、全く出ず。
結果、足りたので問題はなかった。
まさか、2年連続で検査対象者になるとは・・・

ドーピング検査を受けている最中、ちょうどピット前の建物なので、レースが見える。
あまりに不甲斐ないレースだったため、よく知った仲間達が、必死の形相で走っている姿は見てられなかった。
昨年も同じ気持ちで検査室から見ていたことを思い出した。

検査が終わる頃にはレースも表彰式も終わっていた。
家族の待つクルマに戻り、ガッカリ感の中、片付けをする。
ピットに入っていただいた、mistralの方々にお礼を言って撤収した。


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この2日間で、野辺山のニガテ意識は払拭出来ずだった。
1日目は過去最高の成績だが、過去最高と言うには恥ずかしい結果。
2日目に関しては、もう何も言うことナシ。
体調管理が全く出来てなかったし、レース前の準備が全くだった。
レースに出る以前の状態だったと言える。

と言うわけで、来年は野辺山をリベンジレースとしようと思う。
ちゃんと走れる準備をしっかりして臨みましょう!

2日間、不甲斐ない自分のサポート・応援をして頂いた方々に感謝致します。
ホントにありがとうございます。

腐らず頑張って行きますので、よろしくお願いします。