おじさんの悪あが記

日々の自転車ライフ・育児のことなどなど

SDA王滝クロスマウンテンバイク100km

SDA王滝100km、過酷なレースでした。

終始雨(時折大雨)、路面コンディション最悪、気温も低い中行われた。
悪環境を得意とするボクにふさわしいレースでした。
おまけに崖崩れの影響で、大幅にコース変更され、80kmも走った後に、イジメのようなガレ場上り。
と言う、今まで参加した王滝史上最悪なスペシャルコースでした。

結果
クロスマンテンバイク100km(実距離94km)
総合順位 9位/700人くらい(エントリー数)
年代別順位 1位/???人
タイム 5:54:10


スタート位置確保するため、朝3時にひとり起床し、会場に向かう。
超眠くて挫折しそうだったが、何とか行った。
で、見事1列目を確保し、宿に帰る。

5時前、レース準備をして、再び会場に行くと、何だか知らんが4列目になってた。おいおいっ!
レース前、置き去りにしていたバイクを再度メンテしてスタートを待つ。
6時ジャスト、レーススタート。今回も、CW-Xのマツバさんとクマちゃんをロックオン。

スタート後の舗装路は先導車でペースをコントロールしてるため、のんびりペース。
林道に入るや、一気にペースが上がる。
クマちゃんは、いつものようにハイペースでグイグイ行く。(泳がせます)
ボクは自分のペースで入って行く。

林道に入り数kmすると、ペースも落ち着き、案の定落ちてくる選手も多々。この時点で15位くらいか?
クマちゃんはまだ先行、マツバさんはおそらくまだ後に居る。

15kmくらいのところで、先行していたクマちゃんを発見。いつもの如くタレ始めている。ちょっと早くないか?
徐々に差を詰め、上り途中で一気にパス。抜き際について来るも、ちょっとペースを上げて千切るこのとに成功。

さらに20km地点では、女子チャンプの片山選手をパス。今回は女子チャンプに勝てる予感!
抜き際、「今日はJ富士見じゃなくてこっちですか?」と聞くと、「王滝出たかったんですよ~。初めてですがが頑張りますっ!」
と、気持ち良く受け答えしてくれた。
なんとも、気持ちの良い人だこと。ファンになってしまいました。と思いつつも、女子チャンプに勝つたいため、先に行く。

レースが進むに連れ、雨足は強くなる一方。
天気は回復方向に向かうだろうと判断し、薄着でレースに臨んだため、この雨で体温がドンドン奪われて行く。
コースコンディションも、上りはともかく、下りは水が流れ込み、漕がないと進まない感じ。

距離が進むに連れ、上位陣も落ちてくる人がチラホラ。
とは言え、差は縮むも、なかなか抜くには至らない。大体の選手が、抜き際について来る感じ。
が、うまく下りを利用して千切って行き、着々と順位を上げて行く。

(レース中盤は、単独走で辛さだけなので省略)

レースも70km地点に到達、ここらから崖崩れの影響での新コースとなる。
林道の下りから、舗装路の下りになって、さらに体温が低くなる。
前から雨風、下から水しぶき、寒くて寒くて、足ガクガク、震えが止まらない。
半袖ジャージにアームカバー+セミロングパンツを後悔する。

80km地点到着。そして、今コース一番の難所へ入って行く。(この時は、まだ難所だなんて思ってなかった)
42kmとの分岐地点で、レーススタッフに8位とコールされる。
着々と順位を上げ、一桁まできていたようだ。

最初のうちは普通の林道だったが、進むに連れ、車が全く入ってないような林道となる。
石がゴロゴロ、相変わらずの雨に水は流れる、勾配もちょっと急、とにかくペースが上がらない。と言うか、上げられない。
そん時に、前半戦で抜いた女子チャンプ片山さんが追いついてきた。見る見る差を詰められ、あっさり抜かれてしまった。
ガレ場を物ともせずに上って行く走りは非常にスムーズ、ペダリングを見ながら関心してしまった。
前半に思った勝てる予感は、あっさり玉砕された。

後半になってからのガレ場の上りは超キツイ。しかも、上れど上れど終わらない。
時折平坦になるたびに、「もう終わりだろっ!」と思うも、見事に裏切られる。
裏切られるたびに「ふざけんなよっ!」と叫ぶ。路面に向かって。
裏切られること5回くらいか?何とか上り切った。この時には、もう脚は終わり気味となった。

上り切った後は、ラストの下り。雨がまだまだ止む気配はない。下りは下りで、腕がパンパン、そしてカラダが冷える。
90kmの看板発見。たしかレース前には「今回のコースは94kmです」と言っていたのを思い出す。
しかし、疲労&寒さで、モチベーションも大暴落、あと4kmが長い。
林道が終わり舗装路になったかと思えば再び林道、なかなか終わらない。
「もうお願いだから、勘弁して下さ~い」と今度は弱気に独り言。

が、ようやく民家が見え、ちょっと走った所にゴール発見。ガクガクのヘロヘロでのゴールとなった。
何とか6時間内ギリギリでゴール出来た。同時に、「生きて帰って来れた~」と安堵感に浸った。
危うく、低体温症にでもなるんじゃないか?と思いながらだったので。


しかし、レースは終わったが、まだ寒さからは開放されない。
ゴール地点から会場の松原公園までは約10kmある。
下り基調でカラダが冷え冷え。結局、松原公園までは30分くらいかかって到着した。
到着したとたんに、嫌がらせのように雨は止み、薄日が射し込む。神様のいたずらってヤツ?
とりあえず、ホントにホントに終わりました。

ここからはちょっとマジメに。

まず、目標に対しては
・5時間50分以内ゴール。
数字で言えば未達。悪コンディションだったんで、5時間54分でゴールはokでは?(自分に甘い評価かな?)

・チームCW-Xのマツバさんとクマちゃんに勝つ。
文句なしで圧勝です。
クマちゃんは前半早々に抜いた。しかも途中、低体温症で寝てたと言う。
マツバさんは、スタートから差を広げて約20分差つけた。
絡むことはなく終わった。これはこれで寂しいものはあるが。

・あわよくば年代表彰。
30歳代1位で表彰台真ん中に立った。
総合9位で、その前には30歳代が3人居る。
彼らは総合で表彰されたため1位となった。(実際は年代4位ってことです。30歳代はやはり猛者が多いな。)

今回のレースは、ふくらはぎ痛&太ももに若干疲労感があり、イマイチ調子が良かったわけではなかったが、
意外にも結果が伴い、目標も達成出来た。
前半、ペースを抑えてたつもりも、中盤に右太ももに疲労感を感じるようになり、80kmからのガレ場上りで若干タレてしまった。
今回こそは片山さんに勝てるかと思ったが、タレてしまい、抜かれ際、全くついて行けなかった。
さすがは全日本チャンプ、さすがはオリンピック選手だ。

後半タレてしまったのは今後の課題だが、全体を通して見ると、まずまずのレース展開だったのではと思う。

以上、長々とすいません。