おじさんの悪あが記

日々の自転車ライフ・育児のことなどなど

2011 XTERRA CHAMPIONSHIP 丸沼

1年を通して、一番思い入れがあり、一番気合いの入るレースです。

レース前、すげー緊張しました。
緊張し過ぎてか?トランジッションの準備の時、場所間違えた。
(No.200なのに、No.120の所に用意しそうになった・・・フルヤさんのツッコミあり)

トランジッションの準備を終え、トレランとスイムでアップする。
スタート15分前には終え、スタートに備える。

そんなこんなで、夏の一大レースを迎える。
12:10、定刻通りスタート。

●Swim 1.2km(600m×2周)
フルヤさんの後ろからスタート。着いて行ける訳もないのだが。
1周目、予想通り苦しい。低水温、標高、ウェット着用のせいか?
第1ブイ通過頃が苦しさMAX。腕が回らん・・・脚が重い・・・酸素が回ってない・・・
第2ブイ通過から、ペースを落とし、ゆっくり大きく泳ぎ、とにかく酸素をたくさん取り込むように、何とか1周目を終える。

2周目、一旦呼吸を整えてからスタート。
苦しさはだいぶおさまり、腕も脚も調子良くなってきたため、スピードアップ
し、ここから追い上げる。
第1ブイ、第2ブイと順調に通過し、順位も着々と上がってる感じ。
残り200m、そのままのスピードで泳ぎ、スイムアップ!隣には奇遇にも昨年の命の恩人、さわやんが居た。今年はお世話にならずに済んだ。
トランジッションへ走る途中、フルヤさんがバイクスタートとアナウンスされ、早
くも2~3分の差がついてしまったようだ。

タイム 20分22秒
Swim順位 21位

●Bike 25km
トランジッション、さすがに丸沼・サイパン・世界戦と計10数レースもこなせ
ば、手馴れたもの。
のハズだったが、グローブを嵌めるのに大苦戦を強いられる。
濡れた指がいつになく通らず、完全ではない状態で、とりあえずスタートする。

とにかく急ぐ!Jシリーズのスタートのように。
環湖荘裏、早々に3人ほど抜き、奥の上りへ入ると、前にはキムさん、サトウさん
(女子)、オノさんが見える。
一気に差を詰め、キムさん・サトウさんを早々に抜き去り、沢渡りで押しで進入し
たオノさんを乗車(脚着き1回)で抜き去る。
前日・レース前に練習した甲斐があった。

湖畔ステージ、女子エリートのミエコさんを湖畔に入る前に抜き、去年総合2位の外人さんの後ろにつく。
一気に抜きにかかるが、ブロックされたが、ここは抑えて、抜きどころを探
る。が、道幅が狭くなり、なかなか無い。
しかも、遅い・・・譲る気全くない様子・・・フルヤさんとの差が開いてしまう・・・
ウダウダ道を塞がれているうちに、さらに前にエリート選手と思われる外人も壁に
なり、壁が2枚に増えてしまった!
イイ加減ガマンならなくなってきた所で、段差の大きい階段下りに差し掛かった。
1枚目の壁(エリート外人)、乗車で階段を降りる。見事に前転!キレイに回った!
2枚目の壁(エイジ選手)、前転を見てか、恐る恐るバイクを降りて行く。
チャ~ンス!階段脇に1本ラインがあるのを前日の試走で知っていたため、バイクを降りて押しでかけ降り、一気に2枚壁をパス!
パスした後は、一気に加速!ようやく大きな2枚の「世界の壁」を撃破した。
湖畔を抜け、ダムに差し掛かると、コムロさんに追いつき、舗装に出たところで一
気に前に出て、階段を一気に下って瞬殺!
この段階で、スイムの速い方々は大体抜いてきたから、残すはフルヤさんだけ
か?その他まだ誰か居るのか?

後半、ペンション村からの長い林道上り、しばし単独で上っていると、後ろからコ
ムロさんが追いついてきた。さすが、上りは速い。
抜かれるかと思いきや、「先頭交代で一緒に追おう!」と持ちかけられ、一緒に追
うことに。
しばし、先頭交代しながら上るが、斜度が緩くなってきたあたりから、コムロさん
が加速し始める。
徐々に差が開いて行き千切れてしまい、さらに後方から前転エリート外人に猛追さ
れ、瞬殺!フラット路面はどーもニガテだ・・・
さらさらに、林道が終わりシングルに入る直前で、後ろから「黒い影」が一気に先
行してシングルに突入!
元全日本XCチャンプ&オリンピック選手のタケヤさん、赤鬼ならぬ黒鬼(ウェアが黒だったんで)に瞬殺されてしまった。
前転エリート外人さんはおいといて、エイジカテゴリーでは、フルやさん・コムロ
さん・黒鬼タケヤさんが先行、自分4位か?ってとこ。

シングル下り、先行されたとは言え、タケヤさんの後ろをピッタリマークする
と、さらに前を行く、前転エリート外人さんが、またも道を塞ぐ。
マジで遅い・・・てかバイクコントロールがヘタ過ぎる。と、運良く?前転エリート外人さん、コースアウトしてくれた!見逃さず抜いて行く。
タケヤさん、どれだけの下りをするのか?着いていけるか?と期待して後ろを走る
と、「アレっ?何か詰まるんですけど・・・」と感じる。
確かに噂には下りがニガテと聞いていたが、そうは言っても全日本チャンプ、まさ
か~?と思ったが、ちょっと遅いかも・・・
前を行くフルヤさん・コムロさんとの差が開いてしまうため、恐れおおいが、これ
はレース、煽らせてもらう。
が、かなり意識的に煽っているが、タケヤさんも抜かさせてくれない。ここにもま
た黒い壁が出来上がってしまった・・・
湖畔手前の激下りに到着、タケヤさんはバイクを降り、イン側を押して行く。
空いたアウト側を、乗ったまま下り、一気にタケヤさんをパス、ついでにここで苦
戦中だったコムロさんもパス。
一気に2人パスして、おそらく2位。表彰台のチャンスが出てきた。

湖畔セクションに戻り、タケヤさんのオニ漕ぎから必死で逃げるが、やはりここは
元全日本チャンプ、アッと言う間に追いつかれる。
あまりにスピードが違うんで、素直に道を譲る。が、まだチャンスはあるので
は?と思い、ダメもとで追う。
湖畔が終わり、沢を渡り、上りを中腹くらいまで上ったところで、タケヤさんが下
りに入っている。思ったより差は広がってないようだ。
下って再び上り、ここで、仲間うちに順位を聞くと、「8位!」と言われる。この時は理解出来なかったが、エリート含め8位ってことだった。
脚には結構キテいるものの、ここは頑張りどころ、必死に踏んで上り切り、最後の
シングル下りも丁寧に下り、バイクフィニッシュ。
トランジッションに着くと、ちょうどタケヤさんがランへ移行して行った。

タイム 1:35:44
Bike順位 3位
通過 3位

●Run 10km(5km×2周)
トランジッション、シューズ履き替え、ゼッケンベルトを手に持ち、立ち上がった
瞬間、バイクラックに後頭部を思いっきり打ちつける!
一瞬、何が起きたか分らんほど、強打したが、とりあえず、トランジッションエリ
アを出て、ランスタート。
ちょっと痛かった・・・

タケヤさん、まだまだ見える。タケヤさんが速くなければ追いつけそうな距離。
湖岸のガレ場を走っていると、エリート1位の選手(世界チャンピオン)に抜かれ
(2周目)、続いて2位の選手にも抜かれる。
湖岸が終わり、ロープセクションを経て、去年ロストしてしまったトレイルへ。
去年の二の舞にならんように、マーキングをチェックしながら、トラバースし、再
び湖畔へ。
タケヤさんは確認出来ない・・・差は縮まったのか?それとも広がったのか?

今年からコースが変わり、舗装路下の排水トンネルを潜ってから舗装路へ。
依然、タケヤさんの姿は見えない。舗装路から沢登りセクション上り切っても見え
ない。
どーやら、差は広がっているようだ・・・トレランも速いようだ。
トレイルを下り、舗装路走り、1周目終了。後ろを確認すると、まだコムロさんは来ていない。

2周目、湖岸を走ると、かなり前の方にタケヤさんを発見。やはり差は広がってい
た・・・
追いつくためには、タケヤさんに何か起きない限り無理っぽいが、とりあえず追
う。
湖岸、ロープセクション、再び湖岸、排水トンネル、舗装路、沢登り・・・周回遅れの選手を何人か抜く。
そしてラスト舗装路に出ると、ちょうどタケヤさんがゴールとアナウンスが聞こえ
た。
追いつけんかったか・・・舗装路を走り、ゴールが見え、たくさんのギャラリーさんの拍手の中、ゴールテープを切った。

タイム 0:55:49
Run順位 13位

結果
総合 3位/140人(DNF含)、30歳代1位
タイム 2:51:55
世界選手権出場権獲得(行けないけど)

ゴールでは、見事チャンピオンに返り咲いたフルヤさんが迎えてくれた。「総合3
位っぽいよ!目標達成じゃん!」と言われた。
続いて初参加で総合2位のタケヤさんとも握手した。やはりMTB全日本チャンプは伊達ではないっす。

フルヤ、タケヤさんには及ばず、悔しい気持ちもあったが、この2人の次にゴール出来たことは嬉しかった。
ここに、今回、家庭の事情で参加出来なくなってしまった、ハヤカワさん(同い年のライバルさん)が居ないのは残念ではあったが・・・
何はともあれ、目標の総合3位以内は、達成出来たんで良かった。
スイム1周目であまりに苦しかった時は、どーなることか・・・と思ったが、何とか耐えた。
スイム、バイク、ラン、最初っから最後まで、全く気が抜けず、終始苦しいレース
だった。

来年のチャンピオンシップの総合争い、面白くなりそうです。
タケヤさんも加わり、さらに表彰台に上がるのが難しくなってきた。

来年も、この争いに絡めるよう、鍛えとかないとイカンですね。

大会会場を提供して下さった、片品村、環湖荘の皆さん、
白戸太朗さんはじめ、大会スタッフの皆さん、
応援して下さった皆さん、

ありがとうございました。