おじさんの悪あが記

日々の自転車ライフ・育児のことなどなど

第10回モテギエンデューロ3時間ソロ

遅ればせながら先週のレース。

クラス:3時間ロードソロ
順位:14位/223人 (総合17位/337組)
タイム:3:08:24.502 (TOP差+02:07)
周回数:26周 (4.8km×26周=124.8km)


会社の仲間と参加。
チームは「HP.I.C.T」、初めてチームジャージ着ての参戦。

3時間ソロに5人、チーム(2人組)2組で参加。

会社チームの紹介。
数年前、前に居た職場中心で作ったチーム。
チームジャージも作り、毎週水曜日に朝練、たまに週末練をしている。
自分は、練習相手的な位置付けで、このチームに参加している。

今回参加メンバーは以下。
フクシマ(チーム代表)
・コウムラさん(キャプテン)
・カトウさん(コーチ)
・ネモト(チームのエース)
・マツオ&トリウミ(チーム参加)
・タガミさん&エンドウさん(チーム参加)
・オギノさん(ピットサポート)
・自分
最近、皆、メキメキと力をつけている。

その他、会社の自転車同好会からも数名参加。
うちの会社の同好会は猛者揃いで、実業団E1選手も数人居る。
今回参加では、主力は不在も、E1選手のコバイチさん初め、十分な猛者が参加。

基本的には、同じ会社だし、両チームで協調体制を取ることとなった。

3時間ソロには、E1で滅茶苦茶強いと評判の選手が1人。
サイクルフリーダムのカザマくん。
その他、チームも含めると、それなりに強い選手が居るとのこと。

HP側はチーム一のパワーを持つネモトを温存、同好会側はスプリンターのザクさんを温存させる。
その他のメンバーは、カザマくんやその他の選手の逃げを潰し、終盤の展開次第で2人と共に逃げる。
なんて、感じで行ければね〜的な作戦で行く。
(当初、自分がエースにされそうだったが、何とか回避できた。ホッ!)

作戦通りに行くとは思えないが、とりあえず、自分の役目は出来るだけ果たすよう走る。

10:03、レーススタート。
ロードのエンデューロレースは初めて。
イマイチ勝手が分からないため、比較的前でマークすべく選手の動きをチェックする。

4周目まではペース緩めだったが、5周目くらいからペースが上がる。
カザマくんが、ちょいちょ逃げの姿勢を見せるが、決まらない。(と言うか、決めないだけのように見える)
しばし、7分を切るペースで周回を重ね、集団もそれなりに小さくなった模様。
とりあえず、見渡す限り、HP・同好会のメンバーは生きている感じ。
しかし、肝心のネモトの姿を一度も見ない・・・まぁ、集団後方の方で温存してると判断する。

10周目、カザマくんの強力なアタックがかかり、ペース一気に上がる。
集団が間延びしそうだったから、前目に位置取っていたため、中切れに巻き込まれずに済む。
とりあえず、逃げは決まらずに済むも、集団はさらに小さくなった模様。

この段階で1時間ちょい経過、ちょいちょいチェックに行っていたが、脚はまだまだ残っている。
一旦、集団のペースは落ち、補給・給水を積極的に取り、次の展開に備える。
とは言え、6分後半〜7分前半で周回を重ねているため、楽なペースではない。

1時間半が経過し、そろそろアタックかかるんじゃ?と思った次の周回、三度カザマくんが動く。
そこに数人乗っかり、自分も潰しに行こうとするも(もしくは乗る)、若干出遅れて
しまう。
その他HP・同好会メンバーも出遅れたか、逃げには誰も乗れず、ここで逃げが決まってしまいそう。
ホームストレートに戻ると、集団は間延びし、さらには分裂気味になる。
同好会コバイチさんから、「フクシマ切れそう!」と。
余裕はないも後方確認すると、ジリジリと後退していく姿が見える。
しかし、ここは前を追わなくてはならない局面、残念だが、見捨てる。さらば、フクちゃん・・・
結局、カザマくん含む数人の逃げが決まってしまった。

メイン集団となり、ペースアップして追走しようとするも、うまく回らない。
招待選手からの情報だと、逃げの方がペースが速く、あれよあれよと差は広がる。
しかし、集団はあまり協調性がなく、まったくペースが上がらない。
と、前から見慣れた体格のHPジャージの姿が見える。エースネモトじゃんっ!
どーやら、10周目のアタックの時に千切れたようだ・・・
この瞬間、温存してははずのエースが千切れていた事実を知り、目標を見失ってしまった・・・
逃げは決まってしまったとは言え、ここまで結構脚を使っていた。
「もう千切れて楽になろっかな〜」と悪魔の囁きが聞こえてくる。
しかし、皆もまだ頑張っている。「自分だけ楽になるわけにイカンだろっ!」を渇を入れ、モチベーションを復帰させる。

2時間経過段階、メイン集団生残りは、
HP.I.C.T:カトウさん・コウムラさん・自分・マツオ(チーム)
同好会:コバイチさん・ナガノさん・ザクさん
個人的にはこの7人でペースアップを図り、逃げを吸収なんて思ったが、自分も含めペースは上がらない。
逃げは7分前半、メイン集団は7分半くらいのため、相変わらず差が広がっていっている。
そうこうしている内に、HPコウムラさん、同好会コバイチさんが千切れていく。

21周目、のこり30分くらいのところで、周回遅れのフクちゃんがメイン集団に合流。
生き残ってるメンバーのアシストをするべく復帰してきた。
千切れてしまったとは言え、ちゃんと仕事をしようと言う姿勢が見受けられる。
メイン集団の雰囲気は、「このまま集団でゴール出来れば〜」な感じが伺える。
まぁ、自分もそう思って走っていた。
しかし、そうはさせてもらえなかった。

23周目、残り20分を切り、招待選手が集団スプリント回避のため、集団を引き千切りにかかる。
よりによって、上りを終えた直後にペースアップが入る。
ここまでの脚の疲労MAXだが、「ここで千切れちゃ思う壺じゃんっ!」を思い、必死に喰らいつく。
もう集団とは言えず、一列棒状とも言えない状態。完全に集団は崩壊した。
招待選手のペースも落ち着き、とりあえず、自分は生残りに成功。
「皆は?」と確認すると、HPカトウさん、フクちゃんが居ない・・・千切れてしまった。

25周目、この周回で3時間経過するかしないかの微妙なライン。
「もういいでしょ〜」と思っていると、チーム参加のマツオが「サマタさん、発射台になりますよ!」と持ちかけてくる。
マツオ、まだまだ元気な様子。(半分だし、当たり前か・・・)
「もう発射されてもスプリント出来る脚なんかないよ〜」と答えるも、とりあえずは牽いてもらう。
第1コーナー手前から、集団(もう集団とは言える人数ではなかったみた)のペースが上がる。
ゴールスプリントか?はたまたラスト周回に入るためか?
ホームストレートに入ると、3時間のカウントダウンが始まる。
自分は間に合うと判断し、脚は使わなかった(使えなかった)。
2秒前に通過、ペースを上げた選手達はあえなくスローダウンし合流した。

(ここら辺の記憶がかなり曖昧。かなりキテたから。)
ラスト1周、上り切りは何とかついて行くが、下りに入り、もう踏める脚が無い。
再び同好会コバイチさんが合流してきて、もうヘロヘロなザクさんと自分を拾いにきてくれた。
とりあえず、集団スプリントでどちらかに取らせるつもりか?とりあえず、有難
い。
が、コバイチさんの牽きが強く、ザクさん中切れ・・・「まってぇ〜」と言っている。
マズイと思い、もうカラっきしの脚で最後の仕事?ザクさんの中切れを埋めるべ
くブリッッジかける。
コバイチさんのスピードは殺さず、ザクさんを復帰させたが、自分、お役御免・・・
もう完全に売り切れ、コバイチトレインから降車し、レース終了。

脚が終わり、あとは淡々と廃人になりながら、ザクさんを送り届けたコバイチさん
一緒にゴール。

結果を見ると、クラス14位とのこと。
カザマくんの逃げに数人、ラスト周回で集団から千切れたから、30位くらいかと
思ってた。
ペアのチームだったり、オープン参加の選手とか居たからこの順位だった。
ちなみに、メイン集団は4位集団だったみたい。
ザクさんとマツオくんがこの集団スプリントに参加し、4位ザクさん、5位マツオ
だった。
4位集団だったとは知らず、ブリッジかけてお役御免となったが、もうあと少し頑張れば、スプリントに参加できたかもしれない。
まぁ、無線とか使ってないから、状況がわからんかったから、しょーがないかな。

結局のところ、優勝したカザマくんと同一周回でゴールしたのは14人。
自分が最終走者だった。
同盟軍(ソロ)で言うと、ザクさん・ナガノさん・自分の3人だけ。
まったく作戦通りには行かなかったが、最低限、トップと同一周回ゴール出来てよかった。
14人しか残らないサバイバルレースだったし。
個人的には、3時間のロードレースをそれなりのペースで走れ、良い練習になった
し、それなりの成果は得られた。

初めてのサーキットエンデューロ、楽しかった。
カザマくんの強さに、大した仕事は出来なかったが、
チームのメンバーの動向を意識しながら、ちょっとは働けた気がする。
これが「ロードレースの楽しさ」って感じがした。
自分が勝つためだけでなく、「エースのために走る」って言うのもなかなか走り甲斐がある。

個人レースのMTBクロスカントリーシクロクロスには無い楽しさだ。

皆と一緒に参加できて良かった。また出たいと思う。