おじさんの悪あが記

日々の自転車ライフ・育児のことなどなど

第31回 HASETSUNE CUP(日本山岳耐久レース)

大会名:第31回 HASETSUNE CUP(日本山岳耐久レース
場所:奥多摩山域(71.5km / 4582mUP)
五日市中学校(Start)→今熊神社→市道山分岐→醍醐丸→生藤山→浅間峠(CP1)
→土俵岳→笹尾根→三頭山→鞘口峠→月夜見第二駐車場(CP2)
→御前山→大ダワ→大岳山→長尾平(CP3)
→武蔵御嶽神社→日の出山→金比羅尾根→五日市会館前(Finish)

天気:曇り→雨、気温12~19℃
結果:
Time 12:49:01
男子40代 107位 / 465人
男子総合 281位 / 1331人
RESULTリンク
https://www.hasetsune.jp/file/2023resultmen.pdf

実に15年ぶりの参加です。
何となくで春のハセツネ30Kに参加し、本戦への優先エントリー権利をゲットしてしまった。
エントリー期日当日まで悩んだが、勢いでエントリーしてしまった。
一応ハセツネ30K以降、600kmくらいは走りこんだ。
しかし、最長でも35kmしか走ってないんで70kmは不安しかない。


6:30 自宅発、カミさんとN-VANで出かける
8:30 武蔵増戸駅着、レース準備する
9:20 武蔵五日市駅へ電車移動
10:00 五日市会館着、受付
10:30~ レース準備、ブース巡り、旧友大先輩のクロツさんに会う

12:30 スタート位置並び(第1ウェーブ)、開会式

13:00 レーススタート


補給の摂り方は、
・ジェル 1時間に1個
・固形食(PowerBar、エネ餅) 空腹感出てきたら
・VESPA 3時間に1個
・2RUN 3時間に1個
芍薬、痛み止め 必要に応じて
・水分 月夜見までハイドレーション2L、フラスコ0.5Lは月夜見以降に飲む


第1ウェーブスタート、想定通り、ペースが速い。
自分は周りのペースに飲み込まれずマイペースで走る。
何せこれから70kmもあるし、終盤脚終わりたくないんで。

舗装区間終え、砂利道上りが始まり、渋滞が始まる。

そのままトレイルは断続渋滞で、動いたり止まったり。
緩い下りを下り、変電所横の舗装路に出て、またペースが上がるが、ここもマイペース。

3.7km、今熊神社到着、ここから長い長いトレイルの始まり。
最初の階段から渋滞、まあ焦らず行きましょう的な感じ。
隣のおじさんに、「ハセツネ何回くらい出てるんですか?」と聞いたら「12回」と。
凄いっすね!と返すも、無茶苦茶リアクション薄く、会話が全く続かなかった。
渋滞抜けるのに15分ほどかかり、距離も1kmも進んでない感じ。
今熊園地で渋滞を終えるも、一列棒状でしばらく進む。

以降、とにかく長いんであまり覚えていない。
YAMAPでログを記録してたんで、とりあえず時系列で並べてみる。


● 入山峠(予備関門 / 7km地点)14:09着、1h09m経過
これ以降しばらく、よくしゃべる3人がずーっと後に居て鬱陶しい。
たぶんその他の人達の雰囲気的にも同じ気分だったと思う。

そんな中、何でもない緩い下りでコケてしまい、右脛、右膝から流血。
右手甲(薬指、小指)あたり打撲・・・何となく痛いな~レベル。
鬱陶しい3人、その内、1人また1人と千切れて、いつの間にか居なくなってた。


● 醍醐丸(予備関門 / 15.2km地点)15:42着、2h42m経過
看板があったような気がするけど、全然覚えてない・・・


● 浅間峠(第1関門 / 22.66km)16:59着、3h59m経過
スタッフの人に「ここってどこですか?」と聞いた記憶あり。
浅間峠と思ってなかったんで、アホな問いかけをしてしまった。
トイレとか休憩とかしている人多かったが、自分は止まらずスルーした。
進みながら、いよいよ見えなくなってきたんで、ヘッドライトを装着、点灯させる。
ナイトステージの始まり始まり。

ここから三頭山まで13km700mUPする。下りもあるから800mUPくらいか?
三頭山手前から保護区間のため、歩行区間に入る。(三頭山後まで約1.9km)
ここら辺、キツそうな人も居て、歩きながらも抜いて行く。
走れる所も歩きは、正直煩わしいけどルールなんで仕方ナシ。
心拍ダダ下がりで良い休憩なった感じ。


● 三頭山(36.32km地点)19:39着、6h39m経過
最高点1527m到達、3峰のボス山のひとつクリア。
まだまだ余裕アリ、GARMIN時計見ると、距離は31.5kmほど。
ここも止まらずスルー、下りもまだ歩行区間のため歩き。
走れないのが煩わしいと思えるのは、調子が良い証拠か?
月夜見までの区間も、あまり覚えてない・・・


● 月夜見第2駐車場(第2関門 / 42.09km地点)20:46着、7h46m経過
駐車場は雨は小雨も風があり寒い。
唯一の給水ポイントに到着、規則的には1.5L(ペットボトル3本)まで貰える。
ハイドレーション2Lは1/3ほど残量あり、ポカリスエット2本貰う。
手が悴み、序盤にコケた時の右手も痛く、ポカリ2本注ぎに苦戦する。
その他、空になったジェル用フラスコにジェルを追加、ゴミの整理をする。
そんなこんなしてたらカラダが冷え、慌ててレインウェアを着る。
トイレ行って諸々済ませ10分ほど経過、休憩は特にせずにスタートした。
座り込んで休憩している人が多々居たが、寒くないかい?

駐車場からの下り、前には誰もおらず、一緒にスタートした人と2人になる。
「誰も居ないっすね~」と後の人が声かけしてくれたんで、しばらく2人で進む。
上りに差し掛かり、自分のペースで上ると、後の人は居なくなってしまった。
次なるボス山、御前山を目指す。ここまで順調。


● 御前山(46.57km地点)21:53着、8h54m経過
基本的には止まらずスルー。
ここまでの上り、下り、特にキツかった記憶はなし。
4km300mUP、遠いな~と思ったくらいで、それ以外記憶なし。

ラスボス山の大岳山まで、大ダワは看板を見た記憶あり。
15年前はこの区間で睡魔に襲われ、5分程寝たらしい(昔の日記に記録あり)。
今回は全く眠くならず、走れる感じの道をスタスタ走り、ラスボスに差し掛かる。
大岳山、岩山で且つ急登、手使って登るレベル。
雨でスリッピー、ここは気を付けて登って行くが、これはこれで楽しい。
ロックセクション終了、ちょっと行ったところが大岳山となる。


● 大岳山(53.71km地点)23:17着、10h17m経過
ラスボス到着、何人か休憩する人が居たが、自分は先を急ぐ。
15年前、ここで少し休憩した際、気付いたら15分寝落ちしたらしい。

上りがロックセクションだったわけで、下りも当然ロックセクション。
しかも落差大、マジでヤベー!超危険ポイント。
上り以上に慎重に下り、むしろ上りよりも時間かかったんじゃね?な感じ。
落ちたら死んじゃうよな~とか思いながら、恐る恐る下る。

大岳山山荘過ぎ、ヘッドライト電池切れ!
事前に予兆を知らせる点滅はしてたが、長尾平で交換のつもりが、届かなかった。
前後、人が居ない中での突然の電池切れ、一瞬にして真っ暗になりマジで焦った。
コースから逸れ、スマホのライトで照らしながら、電池交換する。
交換3分ほど、その間に3~4人に抜かれたかな。


御嶽山長尾平(第3関門 / 58.00km地点)24:03着、11h03m経過
スタッフ居るだけ、特に用もないんでスルー。
関門テント内で横になってる選手居たけど、自分は何故か元気。
トレイル終えて、遊歩道を走り、御岳山神社内の階段が走り難かった記憶。
滑りそうだし、段が小刻みだったかで。
山荘エリアでは、2つほど自販機あり、15年前は自販機前で購入出来ないようスタッフが居た。
今は居ないだ~と思いながら通過した。
山荘エリアを抜け、再びトレイルへ入って行く。

日の出山へのアプローチ、上りと言う上りはここが最後か?
今日は特に登りが調子良く、ガツガツ登って行き、着々と先行者を抜いて行く。
ちょうどカミさんからLINEメッセージで、「絶好調じゃん!」と入り、テンションも高くなった。


● 日の出山(60.55km地点)24:28着、11h28m経過
どんな感じだったか記憶なし。
とりあえず、ここからはゴールまでは下り、あと10kmと言った感じ。

調子良く下って行くが、右膝が痛み出し、落差のある(木段含む)場所がキツイ。
懸念していた左膝はサポーターしてた甲斐あり痛くならなかったが、右膝に痛みがくるとは・・・
なので、サポーターを右膝にコンバートして急場を凌ぐ。
麻生山過ぎ、標高600m弱まできたが、ここからしばらく標高が下がらない。
五日市の街明かりが見えるが、なかなか近くならない感じでガッカリ・・・

金比羅山を通過、園地に入ると、今まで下がらなかった標高を一気に下げるべく急坂に入る。
右膝痛あり、路面ウェットでスピード乗れず、小走りで下って行く。
急坂終わり下山、ちょっとした集落を抜けて街中に入り、フラットになってからペースアップ。

交差点左折、さらにペースアップし、最後の交差点を右折しゴールが見える。
カミさんもYAMAPでモニターしてたんで、ゴールで待っててくれた。
前に人に追いつけはしなかったも、しっかり走りながらゲートを抜けフィニッシュ。

長旅が終わった。


12時間49分、目標より1時間ちょっと速かった。
途中、どこら辺からだったか?この調子なら13時間切れそうと思った。
終盤の終盤に右膝が痛くなり、ちょっと失速したが、それ以外はホント調子良かった。
一番懸念していた睡魔にも襲われず、最後まで調子良く走れたのが驚き。

各ポイントを通過するたび、カミさんからLINEで各所の目標タイムに対しての状況が送られてくる。
レース前にYMAPアプリで位置情報共有をしたんで、ほぼリアルタイムで居場所が見えるらしい。
この情報に加えて、激励メッセージのおかげもあり、モチベーション下がることなかった。

第1関門(浅間峠) 170位 / 465人(年代)
第2関門(月夜見) 130位
第3関門(長尾平) 114位
Finish       107位

基本的には抜かれることはほぼなく、抜いて行く一方だった。
ペース配分、補給タイミング、身の丈にあった走り。
全てのマネジメントが上手く行った感じだった。

32歳の12時間56分の記録を、15年歳喰った47歳が、7分縮める。
まだまだ捨てたもんじゃねーな!

来年は12時間前半くらい狙って、また出ようかな?
とりあえず、トレイルランのレースも3~4戦出ても良いかな。