おじさんの悪あが記

日々の自転車ライフ・育児のことなどなど

2023 XTERRA JAPAN 丸沼

日時 2023.9.17(日)
場所 群馬県片品村 丸沼周辺
 Swim:丸沼
 Bike/Run:丸沼/大尻沼周辺トレイル
天気 晴れ 21~26℃
クラス Long Distance

結果 4位 / 16人 M45-49:2位 / 6人
RESULTリンク 
http://www.xterrajapan.com/wp-content/uploads/XTERRA-JAPAN-2023-Marunuma-result.pdf

・Bike 2021 SPECIALIZED Epic Evo Expert
・Tire Fast Trak / Renegade 1.6bar
・Shoes Bike:North wave / Run:Nike Terra Kigger




年間通して自身最大イベントとしている、XTERRA JAPAN 丸沼。
2006の初参加から昨年までで11回参加。
今年で12回目、そして今回は、今年から始まったロングディスタンスへの参加です。
ロングディスタンスは5月の根の上で初開催され、今回で2回目の参加となる。

● レース前日
前日試走から。
今年は、いずみちゃん、AZと3人で現地入り。
クボさんは仕事なので夜入りする。
11:00頃現着し、3人でBikeコースの試走に出る。

Bikeコース、分かっちゃいるが乗り降り多めな上、林道4回も上る。
はなかなか脚にきそうな感じだ。
Runコース、湖岸ガレ場が往復になり、鉄塔急登階段も追加され、例年以上にキツくなった。
これも4周回、不安しかない感じだ。

試走後、雨降り出し、それなりに強く降ったり止んだり。
コース状況は変わりそうなれべるだった。
片付け後、片品村セブンイレブンに買い出し、環湖荘チェックイン。
お風呂、食事と流れ、夜はレース準備をしてさっさと就寝した。

● レース当日
5:00頃起床、朝風呂入る。
疲れはない感じ、状態は良さげ。
6:00頃車に行き、レース準備を進める。
MTBのセッティング、装備品装着がメイン。
準備中に夜半に到着したクボさんと合流。
その後、オープンしているトランジッションエリアに行き、諸々セッティングする。

すでにTSUKUBA 877チームメイトのさわやん、コスギくんが準備しており、その横並びに皆場所取りする。
準備を終え、食事に向かい、多めに食べておこうと思うも、イマイチ食えなかった。(まあご飯は2杯食べたけど)

食事後、チェックアウトし、準備の残りを済ませる。
レースブリーフィング終え、ウェット着用して、試泳する。
水温高め(22℃)、コンディションは良好。
第1ブイまでノンストップで泳ぎ、調子は良い感じ。
試泳終え、計測用アンクルバンド受取り、スタートに備える。

9:00定刻、XTERRAロングディスタンス、スタート!

● Swim 2km(500m×4Laps)
苦手だったOWS、今年はレースで5回泳いだ事で、結構自信が付いた。
#1 XTERRA台湾(海:1.5km)
#2 XTERRA根の上(湖:2km)
#3 RWS大磯照ヶ崎(海:3km)
#4 榛名湖トラ(湖:1.5km)
#5 オフトラ菖蒲谷(貯水池:1.2km)

自信を持ってスタート。
反時計回りに4周回、大外からスタートする。

(Photo Kei Tsuji)
周りのペースに惑わされず、苦しくならないようコントロールする。
ざっくり、10:00/Lap(2:00/100m)で泳げればOK。

・1周目
周囲の選手とバチバチ当たるも、負けずに進む。
時計見ると9:20、良いペースで泳げている。

・2周目
バラけたことで泳ぎやすくなる。
経過タイム19:00、1分余裕あり。

・3周目
さらにバラけ、だいぶ泳ぎやすくなる。
経過タイム29:00弱、まだ余裕あり。

・4周目
水色キャップの選手が2人とパックになりドラフティングする。
スイムアップ38:45ほど、イイ感じで上がった!

・移動~T1

(Photo Kei Tsuji)
スイムアップ後、ビーサン履いて走りながら、スイムキャップ、ゴーグルを外し、ウェットスーツ(上)ををを脱ぐ。
皆どうやってるか分からないが、スイムキャップとゴーグルを持ったままウェット上を脱ぐと、袖の中に収まる。
よって脱いだウェットの中に収まってるんで良かったりする。

トランジッションエリア(TA)到着、モウリさん(根の上チャンプ)発見。
大差なく上がれたようだ!
今回のSwimコースほぼ2kmあるも、39分切って泳げた。素晴らしい!

通過タイム 40:13
通過順位 5位
Lap1 9:20@1:52(100mPace)
Lap2 9:40@2:01
Lap3 9:54@2:02
Lap4 9:52@2:04
T1移動 1:24@120m


● Transition 1
ロングディスタンスにつき、あせらず進める。
座り込んで濡れた足を拭き、ソックスシューズを履く。
グローブ嵌めてから立ち上がり、ヘルメット被り、サングラスかけてスタート。
スイムアップ4位の選手(タガワさん)をT1中に抜き、4位浮上。
経過タイム 02:08


● Bike 45km(フルコース15km+途中周回10km×3Laps)

(Photo Kei Tsuji)

・環湖荘周辺トレイル
初っ端のドロップオフ、水無し沢はフル乗車でこなす。
何でもない所で、脱チェーンさせてしまうが、焦らず直して先を急ぐ。
ピークまでの上り、モウリさんがバイクを押しているのを発見。
チェーンを切ってしまった様で、戻ったタイミングで直してもらうと言う。
何とか直ることを祈り、先行させてもらう。この時点で3位。
ピークからの下りで、さわやん(フル)に追いつき、先行させてもらう。
会場に戻り、湖畔トレイルへ突入して行く。

・湖畔トレイル
早々にスイムアップ2位のハタジさん(轍屋)を抜き2位に。
前夜お風呂でお話した方、トライアスリートの方。
大尻沼ダム越えまでは基本乗車で進み、押し担ぎでダムを越え、下って周回に走る。
周回前半の湖畔トレイルは、降車乗車を繰り返す。
なので、回数をなるべく減らすため、極力乗車するが、降乗車が連続しそうな区間は、降車で行く。
押しor担ぎが多く、脚は結構使わされる。
心拍数を160超えないくらいで行くつもりも、湖畔トレイルは押しも多く、超えてしまう。
林道上りは、落とすよう心掛けて走る。
林道エンドからの下り、特に終盤の激下りで落車しないよう注意を払い。
昨夜の雨でキャンバー区間が乗れなくなったが、それ以外は乗車して行ける。

・周回路Lap1~4
周回路に入る、ここから長い道のりで10km×4周回する。
1周目、フルに参加するお知り合いの方々をバンバン抜いて行く。
2周目、林道上りでチームメイトコスギくんを全牽きする羽目に。
むしろ2周しか走らないんだから、コスギくんが牽くべきだろっ!
心拍160超えで走ってしまい、これが後に響くことになる・・・
3周目、脚が重くなり始め、早めに芍薬を飲んでおく。
補給は40~50分間隔で、エネルギー系、アミノ酸系を摂るようにした。
林道上り終盤、ヨシモトさん(根の上2位)に追いつかれてしまう。
想定はしていたが、やはり速かったな。(と言うより、自分がペース落ちている実感あり)
4周目、なかなかキツくなってきた。
根の上より距離は短いも、押しの多い湖畔、長い林道上りで、脚への負担は丸沼の方が大きい。
ペンション村への下りでクボさん(2周目)を抜き、最後の林道上りに入る。
脚が重く思いのほかペース上がらず、4周回はなかなかキツかった。

・湖畔トレイル(復路)
大尻沼ダムの上り、早々に降りて押し走りする。
ピークからは乗車、以降戻りは全乗車して行き、T2到着。

Bikeタイム 3:50:43
通過タイム 4:30:56
通過順位 3位

区間1:環湖荘周辺 8:52
区間2:湖畔(往路) 7:41
区間3:Lap1 46:30
区間4:Lap2 47:37
区間5:Lap3 51:56
区間6:Lap4 54:47
区間7:湖畔(復路) 10:49

実質距離:41km / 登坂標高:1420m


● Transition 2
かなり消耗した・・・
T1同様、座り込んでシューズを履き替える。
SKINSのカーフサポートを履き、ランシューズを履く。
履き替える際、脚の付け根、しかも両脚共攣りそうになる(てか攣ってる)。
ゼッケンベルトを装着、バイクで余った水分を飲み干してスタート。
経過タイム 02:11


● Run 20km(5km×4Laps)

(Photo Makoto Kosugi)

スタート後エイドでしっかり給水、と思ったら、エイドなし。
なんと、周回終わりの場所のしかエイドがなかった・・・
とりあえず前進あるのみ、マジかよ~と思いつつ走りだす。

正直、これから20kmの道のりを考えると、まだまだゴールのイメージが沸かない。
幸いにも、腰ベルト(腰痛対策)をスイムから装着していた甲斐あって、腰痛はまだナシ。
根の上の時はバイクで腰痛爆発し、ランスタート後、しばらくまともに走れなかった。
今回は脚はとてつもなく重くも、それなりにまともに走れている。

・1周目
スタート直後の湖岸ガレ場、すでにレース終えてたコスギくんが檄入れてくれる。
苦手なガレ場、なるべく走るよう意識して進み、第1鬼門の泥場激坂&ロープ上り。
ここはとにかく腕力8:脚力2の割合で上り脚攣り防止する。
簡易舗装路下り、ジャングル走って、第2鬼門(1番の難所)急登階段上り。
場所によっては四つん這いするも、膝上太もも付近の負担多く、今にも攣りそう。
上り切り、舗装路下りで幸せを感じる。いつもより軽快に走れてる。
再び湖岸側ジャングルに下り、上り返しが短くも急登、第3鬼門と言った感じ。
再び舗装路に出て、気分爽快舗装路ランして、沢登りに入る。
ここは例年より短く、鬼門と言うほどではない。
木橋渡り、下って再び湖岸ガレ場を戻る。ここが例年と大きく違うところ。
いつもは舗装路戻りがイヤだったが、今回はとてつもなくキツイんで、舗装で戻りたかった。

いつもの土管まで戻り、今回は潜らず上を行き、ラスト環湖荘裏のトレイルを上り、下って終わり。
戻った所にようやっとエイドステーションがあり、生命線である給水をしまくる。

・2周目
フル3位だったハヤカワさんが応援してくれる。
同い年、長年ライバルとして切磋琢磨してきた間柄、今回から別クラスでの出場となった。
あと3周回、まだまだゴールのイメージが沸かないし、一層脚がキツくなる。
ロープ上りは腕力で上り何てことないも、急登階段上りはマジでキツイ。
両手で膝上太ももを強く掴み、攣らせないようにサポートして上る。
暑さもあるが、それ以上に太ももがヤバく、一歩一歩丁寧に上る。
上り切り舗装路下りからは、キツイなりにも何とかこなして行き、一応走れている。
環湖荘裏トレイル、走って上りたいところも、長続き出来ず。
戻って2回目のエイドステーション。ここは天国、オアシス、女性スタッフがエンジェルに見えてしょうがない。
水、スポドリ、コーラ、どれも冷え冷えでここにずーっと居たくなる。
が、レースなんでリスタートする。
2周目は何だか超絶キツかった。

・3周目
またまたハヤカワさん、わざわざ走ってきて応援してくれる。嬉しすぎるぜ!
さらにデュアスロンのオーハシさんも応援してくれる。XTERRAファミリー、サイコーだぜ!
そして地獄の3周目に入って行く。
湖岸を走ると、遠くに折返しのイズミちゃんが見える。おそらく1周目だと思う。
水を得た魚の如く、軽快に走っている姿が羨ましかった。
こちらは膝上太ももがいよいよヤバイ感じで、芍薬を投与する。
が飲んでから水が無いことに気付き、口の中がモサモサした状態で走る。
とある湖岸ガレ場で、丸沼の水を汲んで、見た目キレイではあるが、飲んでお腹痛くなるのもツライんで、口に含んでうがいした。
芍薬は何気に即効性あり、太ももは事なきを得て、鬼門の急登階段を上り始める。
なるべく四輪駆動で脚への負担を少しでも減らし、途中、数秒立ち止まりながらも上り切る。

(Photo Kei Tsuji)
以降のセクションは惰性、2周目よりはキツくなくなり、それなりに走れている。
環湖荘裏を終えて戻ると、クボさんが応援している。あれ?どうして?
Bikeフィニッシュで時間切れで終わってしまったとのことだった。またも完走出来なかったか。
3回目のオアシスエイドステーション到着。
もういっぱい給水、4杯くらい飲み溜めする。
さあ、ようやくゴールのイメージが沸いて来た気し、ラスト4周目に向かう。

・4周目
スタートから7時間ほど経過し、さすがにフルの選手達も応援に飽きたのか、誰も居ない。
とにかく鬼門に備えて淡々と走って行く。
ここまでの周回で、トップを走るプロトライアスリートのシノザキ選手、2位のヨシモトさんにすれ違う。
すれ違い様、2人共、マジでこのコースヤベーよと言っていたんで、だよなーと少し安心した。
自分の中でカウントダウンしながら、ひとつひとつのセクションをこなすように走る。
往路湖岸ガレ場、クリア!ロープ上り、クリア!そして超級鬼門の急登階段、死に物狂いでクリア!
すぐ後ろにイズミちゃん登場、自分よりは速いも、ここは彼女もキツそうだ。
ジャングル下りで、太ももが再び悲鳴を上げ始め、うまく走れない。
短い急登を終え、舗装路下り、ラスト2の上り、沢登りを上って行くと後から迫る気配を感じ、振返ると、アマノさん登場。
毎周回、ガレ場往路で、ガレ場復路のアマノさんとすれ違っていて、徐々に詰まってるのは認識していた。
しかし、4周目はすれ違わず、ちょっと気になっていたが、一気にペースが上がったような感じだ。
上り姿も軽快で、あとからAZに聞いたが、序盤はテンション低かったが、途中からスイッチが入ったとのこと。
ここまえ3位を死守していたが、残念ならが抜かれてしまい、追える脚もなく見送る形となってしまう。
復路湖岸ガレ場に入り、ゴールが見え、テンションを少し上向き、気合いで走ってこなす。
ラスト環湖荘裏トレイルの上り、半分ウォーク半分ランで上り切り、全ての上りを終えでガッツポーズ!
しかし、最後の下りの方が太ももにはキツく、ヨタヨタしながら瀕死状態で下る。
さあいよいよゴール、ゴールに備え、見た目好きじゃないカーフサポートを下げ、ウェアのジッパーを上げる。


(Photo Kei Tsuji)
ホームストレート、チームメイトやその他XTERRAファミリーに出迎えられ、ついにフィニッシュ!

(Photo Kei Tsuji)

Runタイム 3:10:47
ゴールタイム 7:41:43

Lap1 43:51(給水 0:22)
Lap2 48:42(給水 0:35)
Lap3 47:44(給水 0:29)
Lap4 46:52


ロングディスタンス総合成績
1位 シノザキ選手 6:50:14 ※プロトライアスリート
2位 ヨシモトさん 7:13:15 ※根の上 2位
3位 アマノさん 7:37:58 ※根の上 3位
4位 自分 7:41:43 ※根の上 4位
5位 モウリさん 7:51:13 ※根の上 1位

またもヨシモトさん、アマノさんに勝てなかった。
ヨシモトさんとは約28分差。
Swimで7分先行も、Bikeが15分も速く逆に8分差、Runでさらに20分差をつけられた。
改めて、ヨシモトさんの強さを思い知らされた感じ。
アマノさんには今回勝てると思ったが甘かった。
Swimを2分先行、Bike通過で23分差をつけるも、Runの猛追で4分ほど逆転された。
アマノさんの驚異的なRunの速さに驚かされた。

自分自身、丸沼は悪くなかったと思う、
根の上は直前の体調不良もあり、レース時は頭痛、腰痛、歯痛との闘いだった。
今回丸沼はコンディション良い状態で臨めた。
Swimは順調過ぎるくらい順調で、Bike、Runへ温存しつつも、良いタイムで上がれた。
しかし、Bikeは予想以上にキツく、3・4周目で失速してしまった。
Runは腰痛もなく、比較的走れはしたものの、長い激坂階段にヤラれた感ある。
膝上太ももがヤラれ、終始脚攣りとの闘いだった印象だった。
度々すれ違うヨシモトさん、一瞬にして抜いて行ったアマノさんの走りに対し、自分はまだまだだなと思った。

2人に勝てなかった事は、正直悔しくなかった。
まだまだ2人に勝てるだけの実力がないと痛感し、ある意味清々しく思えた。
むしろBikeで失速して遅れてしまった事が悔しく思う。
2周回目でコスギくんを全牽きしてしまったのも良くなかったな。
(チームプレイするならフルのコスギくんが牽くべきだな!)

来年も当然ロングディスタンスに出る。
フルディスタンスでは、優勝経験はないも、過去2位を2回獲った。
次世代選手も登場し、優勝未経験は残念も、フルディスタンスに悔いはない。
それにロングディスタンスを経験してしまうと、もう戻れない。
制限時間内に完走するだけでも大変な上、少数精鋭揃いの中での争いは堪らない。
ヨシモトさん、アマノさん、今回はたまたま勝てたモウリさん。
その他、今回DNSだったカイくんなどとの争い、やり甲斐しかない。
なので、来年はもっとロングタフネスを身に付け、あわよくば勝てるレベルまで持って行きたいと思う。




AZも脚引きずりながらもフルディスタンス完走。
根の上、丸沼、夫婦で出場、そして完走。
良かった良かった!

これにて今シーズンのXTERRAは終了。
・今年は練習含め、XTERRAに費やした時間が多かった。
・台湾で世界選手権出場権獲った(出ないけど)。
・「TSUKUBA 877」も結成し、チームトライウエアも作った。
・丸沼ロングディスタンスで女子チャンピオンを輩出した。
・最年長クボさんを完走させることが出来なかった(残念)。
チーム結成初年度、チーム監督兼選手として、まずまずだったのではないでしょうかね。

来シーズンも台湾からスタートですよ。